徒然ブリッジライティング

〜粘菌的生き方のススメ〜

映画&小説『沈黙』をレビュー

こんばんは。

ブリッジライターNAOです。

 

 

さてさて、

ここ数ヶ月で小説のレビューやら映画のレビューやら

の初体験(笑)を済ませたのですが、

 

今度はこれの両方同時をやってみようと思います^^

 

 

とはいえ、そんなに意気込むでもなく、

最近の流れでなぜか縁があった作品があったので、

 

鑑賞ついでに文章に残しておくだけなんですけど。

 

 

クリスチャンである遠藤周作氏の作品『沈黙』は、

今年1月にマーティン・スコセッシ監督により映画化されました。

 

この作品については、

先日「キューバの有機農業」でも報告した

僕の古巣の会社の勉強会にて、

 

今年度は『スピノザの世界〜神あるいは自然』

というのを取り扱っていまして、

(これが難しすぎて読み進めるのさえ困難・・^^;;)

 

その派生でキリスト教のこの物語が題材になったんですね。

たぶん、「神の正体」について迫る部分があるからでしょう。

 

なので予習&復習として、まずは小説を読んでいました。

沈黙 (新潮文庫)

沈黙 (新潮文庫)

 

 

そのレビューはこちら。

www.1minute-reading.com

 

『1分で読書』という、

立春に始めたこのチャレンジ企画、

一応まだ三日坊主になってません(笑)

 

タイトル通り、

1作品1分で読めるように文字数調整してますので、

ネタバレしてもよい方はどうぞ〜

 

 

 

 

そして今日、

夫婦で映画『沈黙』を観てきました。

 

なんでヨメも?

 

なぜか、ヨメのご家族の方々、

マーティン・スコセッシ監督と遠藤周作のファンだそうで、

過去作品の『タクシー・ドライバー』を何度も見返しているそう。

あんな渋くて暗めなのをよく・・笑

(いや、僕はよく知らないんですけど)

 

 

僕が個人的に勝手に趣味で紛れ込んでいる勉強会で

『沈黙』がホットトピックになってることなんて言ってなかったのに、

 

「『沈黙』が映画化されるんだって!」

とかあちら側の家族LINEで盛り上がってたらしく、

 

なぜかシンクロ。

すぐに映画を観に行く流れになりますよね。そりゃ。

 

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さて、苦手の映画レビューですが、

 

・・

・・

・・

 

巨匠による力作です

 

・・

・・

・・

けど、

・・

・・

・・

 

disりたい(苦笑)

 

 

いや、批評なんかしてても、

作り手がどれだけ大変かわかってんのか!

って話なので、

 

映像化にあたって困難な部分、

演技や演出が微細すぎて表現しきれない部分、

 

多々あることは理解してます。

 

 

なので、あんまりdisりたくないですが・・

 

 

まぁいいや(笑)

 

 

ちょっと・・じゃなくて、かなり

物足りないですね。

 

 

映像化により物語を表現しきれてない、

ってのはスコセッシ監督の手腕不足とかではなく、

 

「映像」化そのもの・映像という表現手段

それ自体の限界・弱点なんだろうとは思いますが・・

 

(省いちゃいけないとこ省いてるのも目に付く・・)

 

 

文字だけでストーリーテリングする小説は、

「文字だけ」だからこそ、

読み手の想像力と一緒になって

物語が進行していくので、

 

やっぱりすごいものになりますよね。

 

 

クリエイターのひとつの頂点だわ、小説家って・・

(能力値が、という意味でなく、

 ”文字だけ”という抽象度の高さをフルに活用している手段として)

 

 

 

まぁ、映画作品をあまり良くは言ってないですけど、

 

そういえば、原作の小説を先に読んで、

その後に映画化したものを観たのって、

今回が初めて(・・かもしれません)。

 

今までは映画で話題になり

その流れやご縁で観ることがあって、

そして気になれば原作の方を読んでいたので、

 

その順番だと楽しかったのですが、

今回のパターンで満足するのはなかなか難しいようですね。

 

 

ということに気づけた日でした!

 

 

 

さて、最後まで読んでくださった方へ

何か伝えておくことができるとしたら、

 

映画を楽しむのが目的なら、

小説を読むより先に観た方がいいですよ!

 

ということでした〜

 

 

追伸:

嫁の意見では、

「小説を最大限楽しむために、小説を先に読んでおいてよかった。

 先に映画を観ると、小説を読むときに

 実写化されたイメージが邪魔するので。」

ということなので、真逆です(笑)

 

つまり、要はどちらでもいいんですけど、

先に触れた(観た・読んだ)方の作品を

最大限楽しむ姿勢があればいいのでは、と思います!

 

 

※ヨメのブログはこちら↓

kirakira-aya.hatenablog.jp