グリーンピース&パタゴニア
昨晩は、古巣の大地を守る会、現・オイシックスドット大地 にて
クローズドな勉強会、こーいちクラブ。
今回のゲストは、超大物です。
誰もがその名を知る「グリーピース」(豆の方じゃありませんよ)
でも、その実態は・・
そのイメージは・・・
特に日本では、いろいろありますね。
僕なんか、
「ピースボート」や「シーシェパード」と区別つきませんでしたよ。
・・というのはウソですが、
環境問題に関心を持っている人であっても、
実際、そう勘違いしている人は多いようです。
でも、辞めた組織のことを語るのも
クローズドな場だからこそのことなので、
グリーンピースについてのことは、
残念ながらここにはほとんど書けません・・
(ご本人のご希望で)
元事務局長ではなく、
あくまで、一私人、一会員の立場から見た、
グリーピースという団体についての紹介、というカタチでした。
・・・実際、それでもモノスゴイ話のオンパレードでしたけどね!(笑)
で、グリーピースについては「これだけは・・っ」というものを1点だけ。
こちらの図です。(重要です)
大きな経済の流れの中にいる大企業を動かす方法です。
あえて、センセーショナルなこともするのは、
「対立」が目的ではありません。
その先の、その企業さんの「創造的進化」を促すために、
外からの「対立」構造が必要だ、という考え方です。
ヨーロッパらしく、ちょー論理的です。
(始まりはカナダですが)
まさにアウフヘーベン。
大企業を攻撃しているかのようで、
本当のところは、ちゃんと表立って目立つ前に、
ちゃんと関係各所に交渉・調整済みの上で、
その対象の企業さんの改善を願っての、
様々な活動ということですね。
実際、実績はすさまじいですね。
(あとはホームページをご参照ください^^)
さて、終盤になってパタゴニアの話になったのですが、
こちらも時間は短いものの、
もっと深めたくなる話でいっぱいでしたね〜
グローバル企業で、環境に良いイメージの度合いを表した図。
パタゴニアって実は企業規模は大きくないんですよ。
(アメリカで千数百人くらい)
それでもユニリーバに次ぐこの大きさ。
小さい規模で、大きなインパクト、というのは理想的ですね。
そしてシビれたのがこちらの言葉。
「死んだ地球では、ビジネスは成り立たない」
「シェアフォルダー(株主)は、地球」だそうです。
最後に、パタゴニアが2016年から参入した食品事業として、
ぜひ飲んでみたい、多年生の麦から作ったビールの紹介で終わります。
(それと個人的には、今読んでいる『ティール組織』に、
その事例組織としてパタゴニアが登場しているんですよね。
これもすごいなぁ・・・あとで熟読してみよう。)
前回の僕の担当回はこちら
「東の食の会」についてはこちら
昨年末の特別講義、南極越冬隊の隊長の基調講演はこちら
「東大論法」などで有名な安冨歩さんらの会はこちら
藤田和芳会長によるキューバの農業についてはこちら
ブリッジライターNAO
◆読書録(『1分で読書』より)
◆"粘菌的生き方"とは?(『インターネットと農業』より)