関西食レポ珍道中
こんにちは。
ブリッジライターNAOです。
今回はなかなかの長文になります。
でも、「食」に関してご興味がおありの方は、
ぜひぜひ、数分だけでも読み進めてみてください!^o^
笑いあり涙あり(?)の食レポ珍道中です^^
結婚式を来月に控え、
妻の亡き父へのお墓参りに大阪まで赴き、
また、親戚への挨拶のために奈良へ寄り、
(ついでに奈良公園で鹿まみれ)
そして京都に住む知り合いに会う約束をしていて
その方のオススメすする喫茶店のある
大阪と京都の間、枚方市の樟葉へ。
奈良の旅館でいつもは食べない朝食をたっぷりいただいたので、
その日の昼食は抜き、
昼過ぎまで鹿にまみれ、
オサレな奈良カフェでカフェタイム
・・でなく昼からビールタイム(^ω^)
そして夕方の用事のために樟葉へ向かう。
そのお店は大人気らしく、予約をしておこうと電話してみるが
・・出ない。
あれ?食べログを見ると不定休とある。
しかし、チェーン店でなくこだわりの個人経営のお店は、
電話対応しない、もしくは忙しい時は出ない、
ということはよくある。
人と会う約束ではあったが、
こちらの方が1時間以上早く着いて待つ予定だし、
せっかく関西まで来て時間も確保したのに、
そのオススメの喫茶店が休みか不確定なのに、
諦めるのはもったいない。
まぁとにかく行ってみよう。
・・と、判断できたのは
実はもうひとつ要素がある。
前日、五重塔の近くの旅館についてぐったりしていた時、
たまたま開いたメルマガ(福岡 ともたけさん)に
古神道に関する勉強会の懇親会で
「エネルギーの満ちる不思議な食事をした」と、
「 社員食堂ゆにわ」という樟葉にあるお店が紹介されていたから。
たまたま関西に来ているタイミング、
しかも樟葉に行く用事もあるなんて、
こんな偶然あるだあろうか。
もしその喫茶店が休みでも、
「社員食堂ゆにわ」に寄ればいい。
というわけで、電車に揺られ樟葉駅へ。
最近まで地名さえ知らなかった樟葉は、
駅を出ると曇り空にくずはモールがそびえる
整備された街並み。
食べログとグーグルマップで道のりはだいたい分かった。
さあ行こう。
と、ここで雨がパラパラ降り出した。
昼を過ごした奈良では快晴だったのに・・
何を隠そう、僕ら夫婦はかなりの雨男で雨女。
2人合わせて雨人間だ。(違うか)
その喫茶店まで樟葉アベニューをまっすぐ約700メートル。
荷物も普段より重たく、たしかに歩くにはやや億劫な距離。
でもタクシーで行くのはもったいない近さだし、
知らない土地でバスを調べるのはかなりメンドくさい。
(個人的にバス路線の検索は苦手)
なので「歩こう!」と即決断したが、
ちょっと妻は不満・・?かもしれない声色。
(ん、ちょっと、やばい・・かも?
きっと少し疲れていて、ランチ抜いたからお腹空いてるんだろう。
お店にたどり着くまでの辛抱だ)
傘をさし歩くこと10分ほど。
ここかな?とスマホとにらめっこしながら到着した
その喫茶店は、案の定お休みだった。
妻の顔をチラリ。
やはり、少し、やばい。
「ま、まずは◯◯さんに連絡して、こっち向かってもらうのはストップしよう。スケジュールし直しね!」
福岡さんのメルマガも急いで読み返し、
社員食堂ゆにわのプレゼンも再びその場でする。
(御社(妻)が当店にて食事をすることのメリットをまとめた表がこちらです。的な)
社員食堂ゆにわの位置をあらためて確認し、
そのまま道沿いに今と同じくらい歩けばいい。
あと10分だ。雨も傘が不要な程度になった。
妻の噴火までまだ大丈夫。
再び歩くこと10分。
グーグルマップで示すだいたいその位置に至ると、
「 御食事 ゆにわ」という店が見える。
ん?「社員食堂ゆにわ」・・ではない?
でも「ゆにわ」だし、きっとここ!
とにかく門前まで駆け寄る。
「ランチタイムは終了しました」・・て、おい。
やばいやばい
あ、隣に「べじらーめんゆにわ」ってところもあるぞ。
系列店だ!
ラーメン屋なら何時でもやっているのでは!
と淡い希望を抱いたが、すぐに砕けた。
やばいやばいやばい
「て、店名違うし!やっぱここは社員食堂ゆにわの系列店で、店名が変わったわけじゃないはず!(福岡さんのメルマガでの訪問は数日前のことだし)
とにかく電話してみる!」
プルルルっ
「あ、すみません、今、御食事ゆにわの前にいるんですけど、
社員食堂ゆにわ・・っていうのは違うとこ・・あ、営業中ですか!やっぱり近くにあるんですね!えーと、あ、もう少し歩けばよかったんですね!よかった!すぐ向かいます!」
平日の15時過ぎに郊外の駅から1キロ以上離れた定食屋?に、
はるばる関東からこんなにハイテンションで
「今行く!」と電話してくるヤツが他にいるだろうか、
と自分にちょっと笑いそうになるのをこらえ、
満面の笑みで電話を切った瞬間だった。
ドシャー!
にわか雨だ。
わーっ、と言いつつ、御食事ゆにわの軒下に逃げ込む。
雨人間2人、
干ばつに悩む地域では重宝されるであろうこの特殊能力、
こんな場面で発揮しなくていい。
妻「雨、やむかな・・」
僕「こういう突然のやつは必ずやむよ〜」
妻「どれくらいでやむかな、ってこと!」
僕「(やばいやばいやばいやばい)
・・き、きっと数分後にはやむさ!」
雨乞いの逆はどのようにやるのか分からないが、
必死に全身てるてる坊主になったイメージをした。
(人間、切羽詰まっていると神頼みになる他に、
予想外な発想をするものだ)
祈りが通じたのか、ちゃんと数分で小雨となり、
早足でやっとのこと「社員食堂ゆにわ」へ着く。
店内は、なんというか、
喫茶店のような、学食?のような、
中高生がたくさんいて勉強をしている。
こんな光景は初めてだ。
食事できるのだろうか?と一瞬不安になる。
食券制だ。
食券機を見ると、ランチタイムは時間外であり、
また一瞬背筋が凍る。
しかし、店員さんに食事利用したいんですけど、
と話すと、「三色弁当」が購入可能。
1300円。
さすがこだわりのお店、ちょっと高いな、と思ったが、
迷わず注文。
カフェ利用時間も、サンドイッチなら大丈夫だそうで、それも注文した。
なんと、「15分ぐらいお時間いただきます」とのこと。
そう、ここはメルマガにあった通り、
ものすごーく丁寧に調理をするところ。
サンドイッチというファストフードの権化のようなメニューに、
それだけ時間をかけるなんてどんだけ〜?と感心した。
※弁当を買ったので、今すぐ食べられる心の余裕だ
席に着くと意気揚々弁当のふたを開け、
綺麗な3色を拝んだ次の瞬間には、
2人同時に直箸でつつく。
(わざわざ付けてもらった取り分け用の小皿は使わない)
「待て」を解除された犬のようである。
その味は、
弁当なのに添加物はなく(あまり保存できないと明記している)
塩味も濃くはない。
米もサラッとしているが、パサついているわけではなく、
自然と唾液の分泌が促されたような。薄味なのに。
グルタミン酸ナトリウム=味の素のような
ハッキリした旨み成分っぽさもなく、
素材の旨みがそのまま淡く引き出されているような。
腹ペコではあったけど、
がっつくのはためらわれ、しっかりと噛みしめた。
1口1口で胃への負担は感じないので
まだまだたくさん食べられそうでもあったが、
小ぶりな弁当でもかなり満たされたような不思議な体感。
ゆっくりと食べ終えた頃、ちょうど良いタイミングで
サンドイッチが完成する。
990円で買った時はやはり少し高いな、と思ったが、
今度は出てきたサンドイッチのボリュームに納得した。
さっきの弁当で十分満たされはしたのだが、
次のサンドイッチも負担感なく
パンも具も滋味を味わいながら
一定のペースで黙々とかぶりつく。
その後はまったりティータイム。
・・・・ふぅ、
そろそろ長くなりすぎたので、ここで筆をおきますね^^;
ここのお店に置いてあった、
「ゆにわ」をオープンした「ちこ」さんのご著書の紹介は
ブログ「インターネットと農業」の方で近日中に書こうと思います。
さっそく2冊購入して
先日家に届いたので、嫁と一緒に読み始めたところです^^)
※追伸:
『インターネットと農業』にて記事を書きました^o^
※本ブログは、こちらのフェイスブック投稿のリライトです。
今回はSNSにふさわしくなく長文です。 でも、「食」に関してご興味がおありの方は、 ぜひ数分読み進めてみてください。 (笑いあり涙あり?の食レポ珍道中です) ...
奥山 直輝さんの投稿 2016年7月24日(日)
ブリッジライターNAO