徒然ブリッジライティング

〜粘菌的生き方のススメ〜

「もうやめにしよう」は、恵方巻き自体でなく・・

 

今日は時間なくなっちゃったので、

読んでいて目に止まったトピックをひとつ。

 

 

食料廃棄問題の話題です。

僕もこちらのスーパーの姿勢に賛同します!

 

 

で、そもそも「恵方巻」について触れておきますと、

 

この「太巻きを恵方に向かって黙ってかぶりつく」というイベントは、

元々大阪の一部地域の比較的浅い歴史(江戸か明治くらい?)で、

つい最近、某大手コンビニエンスストアの販売戦略により

全国的に広げられた、”作られたブーム”だそうです。

 

 

「じゃあやる意味ないじゃん」

 

というご意見、ごもっとも。

やる必要はないですね。

 

 

一方、

やるなら、ちゃんと意味を知って、心を込めて、

食べ物(=命)を無駄にしないこと。

 

これならOKだと思います。

 

恵方を気にかけ、良い事を祈念して「何か」をする

という行為自体には、何かしらの効果があるからです。

 

お正月の書き初めや抱負や初詣でだって、

そういう意味では同じですね。

もちろん節分の豆まきも。

 

 

で、この恵方巻きが批判されやすいのは、

食料廃棄が目立ちやすい、という要素の他に、

歴史が浅いのと、

コンビニといういかにも売上至上主義の権化によって

意図的に広められた、というストーリーだからでしょう。

 

 

歴史については、

浅いも深いも、クリスマスやバレンタインデーのように

西洋モノはどれも「日本の伝統」っていう感覚じゃないですよね。

もちろんこれも資本主義の権化により意図的に広められています(笑)

最近ならもちろんハロウィンも。

 

 

和風っぽい文化も似たのはあります。

土用の丑の日とか・・

(平賀源内による、

 夏にウナギを食べさせるキャンペーン施策との説が強し)

 

 

 

まぁだらだらと何に向かって書いているかと言いますと、

 

冒頭のニュースに対しての反応を見ていて、

「”恵方巻き”を止めろ!」という意見が多いようなんですが、

 

 

その論理だと、

クリスマスもホワイトデーもやめるべきだし、

 

歴史の浅さ・長さも、人それぞれの感覚によるので、

けっこう多くのお祭りや地域行事も、

その対象(「もうやめろ」)に入ってきてしまいそう・・

 

 

上記のスーパーは、

恵方巻き”自体を「もうやめにしよう」と言っているのではなく、

”資源を無視して昨年以上に作る前提(商習慣)”を

「もうやめにしよう」と言っているんですね。

 

 

イベントなんて、どんどん外から取り込んで、廃れて、

また誰かの意図で盛り上げられて・・という繰り返しで、

それも含めて全部ごっちゃに受け入れるのが

「日本」という文化だと個人的に考えているので、

その時の時勢を読んで、意味を知って、

好みのものに乗っかればいいと思うんですよね。

 

 

ということで、

我が家では節分の恵方巻きは採用しています^^

bridge-writer.hatenablog.com

 

 

 

この記事全体的に分かりにくかったと反省していますが、

最後に、1番伝えたいことを再び書いておきますね。

 

 

”資源を無視して昨年以上に作る前提(商習慣)”

つまり、

「経済右肩上がり前提の、

 エコロジーも勉強しないような脳ミソ筋肉な成長志向」

(これ、disってます。笑)

「もうやめにしましょう」

 

 

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ブリッジライターNAO

 

 

読書録(『1分で読書』より)
神社仏閣参拝記録(『ホトカミ』より)
"粘菌的生き方"とは?(『インターネットと農業』より)