「この世がマトリックスの可能性は50%」・・・そりゃそうだろ
こんにちは。
ブリッジライターNAOです。
もう「ニュース」ではないですが、
こんな話題に対してツッコミをしたくなったので。
AI事業に投資させたい投資会社のポジショントークである点を差し引いても、証明不可能なことの確率を50%以下に設定しているのって、アタリマエ(トートロジー)じゃん・・
— ブリッジライターNAO (@BridgeWriterNAO) 2018年5月1日
「この世がマトリックスの可能性は50%」メリルリンチの衝撃調査結果が波紋呼ぶ https://t.co/TfIaADtOBl @DailyTocanaより
ここで紹介している記事の結論としては、
「我々、今の人類は、コンピューターシミュレーション上のプログラムとしての存在である」
ということです。
まさに映画『マトリックス』の世界。
(マニアックなところでは、『リング』『らせん』『ループ』の三部作も同じですね)
世界三大投資会社のメリルリンチのレポートが元ネタですね。
ちょっと内容を見てみると、
「シミュレーション仮説」というものがあって、
この今いる現実世界は、
以下の3つの可能性のどれかである、としています。
1. ほとんどの文明は技術的に成熟する前に絶滅した。
2. 十分に成熟した技術を持ったほとんどの文明はシミュレーション装置を作る興味がない。
3. 我々人間は実際にコンピュータ・シミュレーション上で生きている。
で、イーロン・マスクさんの意見では、
⒈は悲観的な未来なので考えたくないし、
⒉も好奇心旺盛な人類が「興味ない」なんてことはありえないから、
⒊だ!
・・・っていう短絡的な推論ですね。
あと、そもそもこの記事の終盤にも書いてあるとおり、
この命題は「証明不可能」な問題でもあるので、
それの確率が「50%」とするのは、
「何も語ってない」(=トートロジー)のと同じだと思うんですけど、
どうでしょう?苦笑
ブリッジライターNAO
◆読書録(『1分で読書』より)
◆"粘菌的生き方"とは?(『インターネットと農業』より)