陰陽理論まとめ
この記事は、『1分で読書、』で取り上げた
『宇宙の循環と陰陽で見えてくる 食の命 人の命』という、
無農薬・無化学肥料の農法家として著名な
赤峰勝人氏の著書で紹介されていた、
”陰陽の本質”についてまとめたものです。
『1分で読書、』では
サイトのコンセプトとして字数制限を設けているので、
本書の中の重要な部分である”陰陽の本質”の
<七つの法則>と<十二の定理>を
全て引用することができませんでした。
なので、こちらのブログであらためてご紹介し、
さらに、個人的に、
「もうちょっと表現を洗練させたいなぁ」
「これ重複してない?自分でまとめ直そうかな・・」
と思ったので、
僭越ながら<陰陽の十の原理>として編集してみました。
(とはいえ、僕も完璧に重複なく、
こなれた文章表現にはできてない気が・・苦笑)
ひとまず、
『宇宙の循環と陰陽で見えてくる 食の命 人の命』
の中で記述されていた
<七つの法則>と<十二の定理>からどうぞ。
<七つの法則>
■表があるものには裏がある■始めがあるものには終わりがある■この世に同じものは何一つない■表が大きければ裏も大きい■対立するすべてのものは相補的である■すべてのものは基本的な二つの力、陰と陽によって変化する■陰と陽は一つの無限(太陽、虚空、永遠、絶対、神)から生じ、二本の腕(分化)のようなものである
<十二の定理>
・一つの無限(太陽、神)から永遠に変化する相補的で対立的な陰と陽が生まれてくる・陰陽は一つの無限から限りなく生まれ、分かれ、互いに往来、活動して再び無限に消える・陽は求心、圧縮の性質、陰は遠心、拡散の性質を持っている(反対の性質)・陰は陽を、陽は陰を引き付ける・すべてのものの現象(森羅万象)は異なる比率の陰、陽によって構成される。・すべての現象は絶え間なく陰、陽の構成を変え、釣り合いを取りながら動き続ける・絶対的な陰。陽は存在しない。すべては相対的で、程度の差があるが両性を持っている・中性は存在しない。必ず陰か陽が多くなっている・すべてのものの現象の引力や親和力は、それぞれの陰陽の量の差に比例する・同性質(陰と陰、陽と陽)同士は排斥(はねつける)してその排斥力は陰陽の力の差に逆比例する・陰も陽も極限に達すると逆のもの、つまり陰は陽を、陽は陰を生じる(陰きわまれば陽に転ずる)・すべての中心は陽であり表面、外面は陰である
そして、上記をふまえて
僕なりに<10の原理>にまとめ直したのが下記のとおり↓
<陰陽の十の原理>
◇すべてのものは基本的な2つの極性、「陰」と「陽」から成る。
◇陰と陽は「ひとつの無限で絶対的なもの」から生じてから、分かれ、互いに往来・流転して、再び「ひとつの無限で絶対的なもの」に戻る。
◇すべてのものは絶え間なく陰と陽の比率が変化し、釣り合いを取りながら動き続ける。
◇すべてのものは同じものは2つとない。
◇陰と陽は表裏一体・不可分であり、対立的かつ相補的でもある。
◇陰が極まれば陽を生じ、陽が極まれば陰を生じる。
◇絶対的な陰、絶対的な陽は存在せず、すべては相対的で両性を持っているが、必ず陰か陽のどちらかがが多くなっていて、完全な中性は存在しない。
◇すべての中心は陽であり、陽は求心・圧縮の性質を持ち、すべての表面・外面は陰であり、陰は遠心・拡散の性質を持つ。
◇陰は陽を、陽は陰を引き付け、その引力・親和力は、それぞれの陰陽の量の差に比例する。
◇陰と陰同士、陽と陽同士は排斥し合い、その排斥力は陰陽の量の差に反比例する。
もちろん図にしたものは、有名なこちら↓
「太極図」ですね。
・・まぁ、表現に汎用性を持たせるように
あえて抽象度の高い単語を選んだんですけど、
そのためにむしろ、
かえって分かりにくくなったかもしれませんね(笑)
ということで、
もう少し「陰陽」というものについてイメージがしやすいよう、
具体事例も紹介しておきます。
細長い 丸い
女性 男性
夏野菜(身体を冷やす) 冬野菜(身体を温める)
植物 動物
静的 動的
凹 凸
月 太陽
軽い 重い
砂糖 塩
北極・南極 赤道
※なお、この陰陽については、
こちらの講義の基礎資料にもなっています。
http://boom-nao.up.seesaa.net/image/blood-Immunity.pdf
ブリッジライターNAO